平成２８年７月６日（水）

傳通院にて月１回開かれている能講座「澄声会（ちょうせいかい）」講師、観世流能楽師　清水義也先生による「海士（あま）」の公演が傳通院本堂において行われました。 　「海士」は能の中でもかなりの人気曲で、大臣の藤原房前が志度へと訪れ、そこで１人の海士から、この地で失われた「面向不背の珠」の事、そして自分こそが房前の母の霊であると告げて波間に消え、房前がその亡き母の菩提を弔うと、母は龍となって弔いを喜ぶというお話です。 　大臣の藤原房前を先生の御子息である清水義久様が、房前の亡き母を清水義也先生が演じ、親と子揃ってのお舞いは「海士」の内容も相まって、非常に奥深いものがございました。 至心合掌　南無阿弥陀仏

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