【以前の俳句会
】
令和7年8月の俳句会
一井 魁仙
昼寝覚ピカソの女に恋をして
盛 真由美
天も地も横に眺めて捨案山子
田中 今日子
鉛筆で仮の補助線原爆忌
新倉 村蛙
ジャム塗り続け塗り続け原爆忌
栗原 むつ子
狐の剃刀咲いて乳房の尖りたる
富岡 隆一
人生けど色無き写真終戦日
舟田 優江
行き場無く惑う蝙蝠天狭し
加藤 なほこ
夏祭り恋人未満ライン超え
小林 薫
盆帰省泣き虫坊やが研修医
西 乙子
髪結へば色なき風の速くなり
青山 智子
仕舞屋の自販機うなる秋暑し
二村 吉光
天皇の膝の角度や終戦日
国藤 習水
キラキラネーム名刺差し出し生ビール
山本 和子
もうひとりが逃げろとさけぶ捕虫網