【以前の俳句会
】
令和7年2月の俳句会
一井 魁仙
毛糸編む愛の欠片といふほどの
国藤 習水
探梅や地図に乗らない別れ道
田中 今日子
仮の世と彼の世の間の薄氷
盛 真由美
陽を探す猫の背中の余寒かな
山本 和子
春隣り二足歩行が広くなる
西 乙子
春めきぬ三角四角の子供椅子
二村 吉光
戦場に飛ばしてみたいスギ花粉
渋谷 かや
紙ナプキンに紅茶染みゆく春の暮
小林 薫
Qちゃんに会いに駆けゆく梅の里
秋庭 菊枝
アネモネの花「それいゆ」のワンピース
倉又 圭子
山笑ふ膝よ健たれ十座待つ
富岡 隆一
春疾風道に並べしゴミ踊る
加藤 なほこ
立春や私の居場所枡の中