【以前の俳句会
】
令和6年11月の俳句会
一井 魁仙
死火山の裾が沸騰花芒
山本 和子
昨日とは違う少年星流る
国藤 習水
冬薔薇や薄くて重き診断書
秋庭 菊枝
冬帽の内側に有る母の文字
栗原 むつ子
森野バス停カアと従妹柄木の実降る
渋谷 かや
ビル跡の明るく背高泡立草
加藤 なほこ
抗いの音辞書になく霜柱
小林 薫
行く末を冬蒲公英に訊いてみる
富岡 隆一
冬の夜や「釣りバカ日誌」また笑ふ
舟田 優江
電柱が影絵のようなり冬茜
田中 雅浩
プリンタが垂らす白紙や冬日向
西 乙子
立冬や息深くヨガ四つん這ひ