【以前の俳句会
令和6年9月の俳句会
一井 魁仙細胞が生まれ変わって水の秋
山本 和子虫時雨村はゆっくり赤くなる
西 乙子稲妻や色奪はるる観覧車
新倉 村蛙鶏頭としてだれか待つ五十年
國藤 習水黄やんまを目で追う今朝は六度五分
加藤 なほこ振り上げた拳のゆくえ鰯雲
秋庭 菊枝鬼灯や乗客ふたりの夜のバス
富岡 隆一大花野孤独へ進む老の道
小林 薫笑顔待つ紫式部の揺れる店
染谷 洋子 盆の月夫の寝息はシーパップ
舟田 優江 雷鳴を怖がりすがる子の鼓動