【以前の俳句会
令和6年8月の俳句会
一井 魁仙背表紙を焦がす西日や忘れ潮
田中 雅浩炎昼や句会の席まで坂二つ
栗原 むつ子たっぷりと暮れて夕餉の茄子の色
山本 和子川の字の真中は母蚊帳くぐる
田中 今日子アメダスのうそつき藍の初浴衣
渋谷 かや蜩や一棟現地販売会
加藤 なほこめまいして酷暑日しまう玉手箱
秋庭 菊枝羅や風を孕んで九段坂
西 乙子祭酒二割増したる男臭
富岡 隆一 曼珠沙華水走る火ぞ忘れまじ
小林 薫 炎熱やこれが地獄でなくて何?
染谷 洋子 カップルの足取り軽し祇園囃子