【以前の俳句会
令和6年4月の俳句会
一井 魁仙半身はこの世に残し陽炎へり
山本 和子春風をツバメノートに書き留める
田中 今日子花筏二人の歩幅揃い出す
田中 雅浩葉桜や生きのびて恥増えていく
秋庭 菊枝つちふるや脳が溶け出す日曜日
小林 薫口開く浅蜊につられ笑う父
加藤 なほこ寄港先定まらぬまま花筏
西 乙子一閃の笛に斬られる薪能
渋谷 洋子夜の躑躅もっとも青き香のしたり
栗原 むつ子落花飛花童の顏でチョコバナナ
国藤 習水桃色だから買ってしまったゼラニウム