【以前の俳句会
令和元年11月の俳句会
松井 国央 秋入日人を無臭にしていたり
秋庭 菊枝 鮟鱇や余程の罪を犯したか
一井 魁仙 芋嵐気絶しているポリバケツ
西島 信子 凩やまだ生きている伝言板
山本 和子 師走へと向かって歩く烏骨鶏
渋谷 洋子 冬の星レジ打つ指の弾くやうに
西島 晃彦 眠ってるピアノの査定石蕗の花
加藤 右馬 通過列車眺むベンチにある小春
国籐 習水 秋の夜入浴剤はもものいろ
金澤 直子 裸木の下タピオカ店の列長く
栗原 むつ子 切山椒好きだと言った16歳
大場 美智子 老いの身をぼやき焼栗手止まらず
桜井 万希子 狼の遠吠え繋ぐ山の神
山縣 總子 子宝の多き漱石木瓜は実を
加藤 なほこ 大嘗祭やれ遅れじと山装う