【以前の俳句会
】
令和元年10月の俳句会
松井 国央
鳥渡る人消し込んで来し海に
山本 和子
星月夜明日生まれる子も眠る
田中 雅浩
木犀の香がして夜間飛行の灯
みなまだけい
石鹸のちいさくなりぬ野分風
西島 晃彦
理科室の人体模型小鳥来る
西島 信子
訛りある予報士に今朝赤い羽根
桜井 万希子
絵手紙のだからはみ出す石榴の実
山縣 総子
どんぐりの降るやピエロの道具箱
加藤 右馬
枝豆を房ごと名古屋~東京間
加藤 なほこ
氾濫も決壊も凌ぎ猫じゃらし
金澤 直子
嵐去り満月無傷村照らす
秋庭 菊枝
群れるのは嫌ひなんです穴惑ひ
栗原 むつ子
台風来こむら返りで目覚めけり
渋谷 洋子
豊の秋アリアのごとくねだる猫
一井 魁仙
十三夜ブルーシートを煽る風
豊川 たかを
息切らし山道導く吾亦紅