【以前の俳句会
令和元年8月の俳句会
松井 国央 糸蜻蛉きのうのようで今日のよう
田中 雅浩 名を知らぬ草踏んでいる敗戦忌
加藤 右馬 ヘップバーンおらぬ階段夏の空
山本 和子 星涼し島の後ろに島二つ
山縣 總子 駄菓子の名やたらと長し終戦日
豊川 たかを 糸トンボ風の行方に便乗す
桜井 万希子 蝉の殻自律神経失調中
栗原 むつ子 あめんぼう輾転反側して遊ぶ
一井 魁仙 夕焼けに溶け込んでいく十五歳
秋庭 菊枝 青瓢くつを揃へて吾子あがる
加藤 なほこ 立秋や煮物に醤油もう一匙
渋谷 洋子 朝顔や水の匂ひに目覚め初む
国籐 習水 八月の昭和だんだん遠くなる
金澤 直子 最初はグー西瓜の一切れ大差あり