【以前の俳句会
平成30年7月の俳句会
松井 国央 平凡を賽の目にして星祭
豊川 たかを 公園の監視カメラが受粉する
田中 雅浩 蚊遣火やたましい夜遊びして戻る
一井 魁仙 電気瓦斯水道読経梅雨出水
西島 信子 夏芝居宇野重吉のおちょぼ口
西島 晃彦 野良猫の横顔きれい梅を干す
山縣 總子 裸子の或る日うしなう蒙古斑
加藤 なほこ 夏座敷額も眉も相似形
宮川 欣子 鏡台のかくし引出し遠花火
金澤 直子 捩花たどり着いたる無人駅
加藤 右馬 くまモンが手を振る時代パリ―祭
山本 和子 姫の墓ありをりはべる雨蛙
栗原むつ子 愛犬に背なを蹴らるる熱帯夜
桜井 万希子 赤信号突っ切る麻のワンピース
渋谷 洋子 ちりちりと草刈る匂ひ進軍す