【以前の俳句会
平成29年1月の俳句会
松井 国央 神楽坂凪いでどの家も小正月
山縣 總子 猟犬のにおい夜明けのエレベーター
山本 和子 隙間風ずっと何かを探してる
小竹 孝之 人日や部屋ぬくくして嬰児を待つ
宮川 欣子 笹鳴や脇道多し雑司ヶ谷
西島 晃彦 出初式湯呑に注ぐ赤ワイン
一井 魁仙 太古より挫折を知らぬ寒昴
田中 雅浩 斬りかかる公暁は二十歳雪しんしん
豊川 たかを 冬ぬくし空の扉は半びらき
金澤 直子 牧師館古ストーブの笑窪かな
国藤 習水 教科書を開いたままに去年今年
みなまだけい 退屈なタルトの生地や寒波来る
西島 信子 振袖や新成人の丸い尻