【以前の俳句会
】
平成26年1月の俳句会
松井 国央
湾岸の寒灯一つすでに過去
山県 總子
人日の暮れて手首の輪ゴムかな
豊川 たかを
日の当たる処に正月置いてくる
山本 和子
寒の入り発酵しているヒロイズム
桜井 万希子
寒月や電話ボックスに中国人
西島 晃彦
碁仇の長考氷柱伸ばしけり
宮川 欣子
コーヒーとうどん同額花八手
国藤 習水
雪降りて雪降るままに寒立馬
鷲田 環
何んにでも水引きかけて去年今年
一井 魁仙
届かない成層圏へうねる凧
金沢 直子
一ミリの隙間よりくる雪息吹
西島 信子
はふはふと幼子も鍋仲間なり
田中 雅浩
はや四日昼サイレンの町の底
西村 のぶを
精霊の舟の流れに雑魚の寄る