【以前の俳句会
平成25年11月の俳句会
松井 国央 長い橋渡りうしろの月を怖ず
豊川 たかを 大根干して性善説の中にいる
山県 總子 片耳にマスクを残し反論す
山本 和子 秋深しつながっている第三者
田中 雅浩 かけがえのない人と居る憂国忌
一井 魁仙 クリムトの女を埋める銀杏黄葉
西島 信子 仕付け糸抜く力ほど気配りす
桜井 万希子 吊橋渡る森の鼓動をポケットに
宮川 欣子 泣きながらゴールする子に照紅葉
西島 晃彦 色白は母親ゆずり花八つ手
栗原 むつ子 散ることに美学名もない薄紅葉
鷲田 環 秋の検診病名は加齢です
金沢 直子 暖炉燃ゆバッハのチェロと二人きり
西村 のぶを 気懸りを紫煙に流し冬銀河
佐久間 広美 栗名月小さく笑い豆いただく